独立行政法人産業技術総合研究所が主催する「日本を元気にする産業技術会議」が、日本の成長に向けた提言『“もの”“こと”“ひと”づくりで日本を元気にしよう!』の最終報告をとりまとめ、①エネルギー・資源、②革新的医療・創薬、③先端材料・製造技術、④IT・サービステクノロジー、⑤人材育成、⑥国際標準化の6分野で、16項目の産業競争力を高める提言をしています。
この最終報告書では、オープンイノベーションの推進による成長市場の獲得。そのための国内拠点創設や人材育成、グローバル課題解決への挑戦、ものづくり一辺倒から脱却し、ものづくりとサービスを一体化させた新しい価値づくり(ことづくり)重視が必要であるとしています。
情報技術(IT)に関しては、イノベーションを達成するうえでITの活用は欠かせないものとしており、また新しい価値づくり(ことづくり)にもITが不可欠であるとしています。
そして、企業経営者に対しては、戦略的なITの利活用への理解が深い経営幹部の育成を急ぎ、ITの進歩に遅れをとらないよう組織改革を不断の進める必要があると提言しています。
この提言は、これからのIT産業の進むべき方向を指し示してくれているのかもしれません。
来年1月25日に最終報告を踏まえたシンポジウムが開催されます。
興味のある方は参加してはどうですか。
日 時 平成25年1月25日(金)13:00~17:30
会 場 日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
参加費 無料
詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://www.aist-renkeisensya.jp/ind_tech_council/genki_symposium/index.html