前回のⅡのシリーズ冒頭で、「当シリーズはデータ分析とは言いながらあえて統計処理には触れません」と宣言して、ヒストグラム(データの分布を棒グラフで表したもの)と、過去にも何度か紹介した散布図を使ってデータ群の区分をして、「分ける」ことでデータに意味付けをすることについて説明をしました。これはこれで好評だったのですが、ビジネスに役立つ易しい統計処理方法を教えて欲しいというご要望がありましたので、ビジネスに役立つ統計分析の代表として相関と回帰分析を取り上げ、具体的な事例を使って少しでも役立つ分析手法を提示したいと思います。