2013年

3月

21日

中小企業IT経営力大賞受賞企業の取り組みとは? ~「中小企業IT経営力大賞2013記念式典」から~

2月21日(木)に開催された、「中小企業IT経営力大賞2013記念式典」を聴講してきました。


「中小企業IT経営力大賞」とは、ITを活用して経営力を強化した企業を表彰する経済産業省の施策です。平成19年度に創設され、今年度は6回目でした。今年度応募があった203件の中から、一定水準を超えた企業は、IT経営実践認定企業・組織として認定されたほか(合計102件)、経済産業大臣賞(大賞)、優秀賞、特別賞、審査委員会奨励賞(合計21件)が選ばれました。

新潟県からは、そうえん農場(新発田市)が審査委員会奨励賞を受賞しました。


そうえん農場では、自ら開発に携わった農業支援システム「アグリノート」を使って日々の農作業記録を電子データ化し、農産物の生産性や品質の向上に活かしているほか、早くからホームページを使ったネット販売で販路を開拓するなどの取り組みが「農業の近代化が不可欠という想いをITで実現し、農業経営のモデル的な一例といえる取り組み」が高い評価を受け、今回の受賞となりました。

表彰式の様子
表彰式の様子
記念撮影の様子
記念撮影の様子

受賞後、そうえん農場の下條荘市さんにお話を伺ったところ、「当日の講演やバネルディスカッションが非常に勉強になりました。もう少しがんばりたいと思いました。」とのお話でした。本当におめでとうございました。


 

今年度の大賞を受賞したのは、株式会社ハッピー(京都府宇治市)と株式会社森鐵工所(福岡県久留米市)の2社でした。当日、2社によるパネルディスカッションがありましたので、少し内容をご紹介します。


大賞受賞の2社
大賞受賞の2社

株式会社ハッピーは、インターネット専門でクリーニングを請け負う企業です。市場規模が最近10年間で半減する厳しい環境下で、価格競争からの脱却を目指し、営業からバックエンドまで一元管理可能な「電子カルテシステム」を自社開発し導入しています。衣料を患者に見立て、作業着手前には情報開示をし、顧客の納得を得てから作業しています。また、顧客へ電話の際に得られた細かな情報もシステムに入れ、マーケティングへ活用しています。1点あたりの平均単価は5,000円以上とのことです。


株式会社森鐵工所は、タイヤの原型を作る成形ドラムの世界唯一の専業メーカーで、世界シェア4割を占める企業です。リーマンショック後、取引先から短納期・低価格要請が高まる中、ITを徹底活用した経営に取り組みました。生産面では、24時間無人運転可能なマシニングセンター導入、社内LANを整備し、離れた場所にある工場間の進捗情報共有などを行いました。営業面では、製品カタログをiPadに入れてスマートかつスピーディな提案型営業を展開しています。一方、機密性の高い情報を扱うため自社ホームページは作成しないなど、メリハリあるIT経営を実現しています。


表彰式では、経済産業省大臣政務官 佐藤ゆかり議員がプレゼンターとなり表彰状が手渡されました。

 

今年度の受賞企業の顔ぶれをみると、製造業、サービス業、卸売業、農業、福祉サービス業など多岐の業種に渡り、それぞれ成果を上げています。IT技術を空気や水と同じように、”当たり前”のものとして県内企業の皆さんにもっと使ってもっと儲けていただけるよう、NICOとしてもさらに後押しをしていく必要があることを再認識した式典でした。

 

NICO 情報戦略チーム 中村

 

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