2013年

2月

19日

データ分析の勧め ~Excelを使って自社の業務データを整理・分析してみよう!~ その3

第3回 データ分析の実際(ABC分析①~ABC集計表をピボットテーブルで作る~)

今回からサンプルデータを使って、データ分析の事例をご紹介していきます。操作に関しては必要なことのみ記載します。細かなExcel操作については市販の解説書などを参考にして下さい。

 

まずはデータのExcelへの取り込みをご紹介しますが、一般の企業では業務データはサーバに格納されていますので、これを取り出してExcelに読み込みます。

 

※サーバ:コンピュータネットワークにおいて、クライアントコンピュータに対し、プログラムやデータを提供し、処理したデータを格納しているコンピュータ。

 

取り込み方はシステムによってさまざまなので、個々の企業のシステム担当者に手伝ってもらってください。ここでは一般的なCSVと呼ばれるテキストデータで取り出すと、そのままExcelで読み込めることをお見せします(CSVは第2回で説明)。

図3-1 CSVファイルをWindowsメモで表示 (クリックで拡大)
図3-1 CSVファイルをWindowsメモで表示 (クリックで拡大)

このCSVファイルをExcelで開きますといつものExcel形式で表示されるので、ピボットテーブル(Pivot Table)を使って集計していきます。ここでは家庭用品卸売業A社のフライパンの販売データを例にします。

図3-2 CSVファイルをExcelで開く(普通の行列形式で表示します) (クリックで拡大)
図3-2 CSVファイルをExcelで開く(普通の行列形式で表示します) (クリックで拡大)

では手順を述べていきますが、分析のABC集計表は図3-3、ABCグラフを図3-4に示します。

図3ー3 ABC分析表 (クリックで拡大)
図3ー3 ABC分析表 (クリックで拡大)

※ABC分析:

「重点分析」とも呼ばれ、購買管理や在庫管理などで原材料、製品(商品)等の管理に使われる手法。在庫の資産としての価値などを効率的に管理するために原材料・商品などをそれぞれの所要金額の大小でクラス分けし、それぞれに異なった管理手順を適用する。その際考慮するのは単価ではなく、単価×数量の金額である。高価格でも殆ど動きがないものより、低価格でも大量に動くほうが重要度が高いと見る。

 

この金額を大きいほうから並べていくと最初の10~20%の点数で所要金額の80~90%を占める、逆に金額の低いほうは点数こそ多いがその総金額が全体に占める割合は僅かである。A:重要管理品目、B:中程度管理品目、C:一般管理品目、に仕分けをする為の分類手法である。クラスの分割には決まったしきい値は無いが概ね、A 10%~20%、B 20%~70%、C 70%以上、のような割合で分類され、点数のすくないAクラスを重点管理する方が対金額効果が高い。最近はロングテールなどと言われ、ITの進化によりもっと細かな管理が可能となっているが、基本の考え方として捉えておく必要がある。

図3-4 ABC集計表のグラフ:売上高は棒グラフ、売上累積比率は折れ線グラフ (クリックで拡大)
図3-4 ABC集計表のグラフ:売上高は棒グラフ、売上累積比率は折れ線グラフ (クリックで拡大)
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