2013年

2月

04日

データ分析の勧め ~Excelを使って自社の業務データを整理・分析してみよう!~ その1 (p2)

では分析にはどのような種類があるのでしょうか。以下に挙げてみます。

図1-2 分析の種類 (クリックで拡大)
図1-2 分析の種類 (クリックで拡大)

① 大きさを考える

さぁ分析するぞ、と張り切る前にどのデータを使って何を見るのか、を最初に考えます。これは分かっているよ、と思いますので、次はデータの範囲、大きさを考えます。

データ分析は大きく見ながらだんだん細かく、というのが基本です。逆トーナメント法とかドリルダウン法とか言いますが、年から四半期、月と細かくして動向を見ていきます。

 

② 比較して考える

棒グラフや円グラフでおなじみですが、月別、商品群別、地域別、担当者別など同じ項目で内容を比較することで、分析テーマの大まかな動向を把握します。その上で変化の大きな部分を取り出して、全体の動向に影響(良くなった、悪くなったなど)を与えた要因を探っていきます。

 

③ 時系列で考える

時系列とは時間軸をベースに比較することを言います。ビジネスは時間の流れで動いていきますので、比較を考えるときに時系列の動向を見ることが特に重要になります。

 

④ バラツキを考える

慣れない方にデータ分析を行ってもらうと、棒グラフでの比較や折れ線グラフでの時系列分析は取っ付き易いのかすぐに習得してもらえますが、2次元の表の中でデータをバラつかせる、というのは苦手のようです。例えば縦軸に利益率、横軸に売上高を取ってこの中で商品ごとにバラつかせると、商品の売上と利益の動向が見て取れます。

この時に使うグラフを散布図と言いますが、2次元というのが引っかかっているせいかちょっと取っ付き辛いようです。

 

⑤ 分けて考える

バラつかせたらグループに分けてみましょう。分け方はいろいろですが、④の散布図では4とか6くらいのグループに分けます。売上高が高くて利益率も良いAグループ、売上高は高いが利益率が平均以下のBグループ、売り上げは低いが利益率の良いCグループ、売り上げも利益も良くないDグループ、などと分けると動向がより鮮明に見えてきますし、グループごとの対策を考えるのにまとまりが出来て便利です。

さらには散布図だけでなく、数字を明示してデータの位置を示す2次元表(クロス集計表、ポジショニングマップなどと呼びます)を作成してバラツキの意味を考えることで、影響を与えている要因が見えてきます。

 

⑥ プロセスを考える

これはなかなかグラフ化できないので、どのようにデータを整理するのか工夫が要ります。良く使われるのが、動線調査などです。工場の中での部品の加工手順を分析して無駄な動きを無くすとか、倉庫の出庫動線を調べて、出庫回数の多い商品を手前の棚に置くとか、は生産データや販売データから良く分析されている例です。


以上、データ分析は結構奥が深いのですが、今回はExcelのビジュアル機能を上手く使って、動向を見ながらその動向に影響を与えたと思われる要因を突き止め、検証をしていく作業を通して、経営に役立つデータ分析の基礎を学んでください。


NICO 情報戦略チーム 星野

 

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